Huluで配信開始の朗報は知っていたので、この度、気合入れて観てみました。
傑作でしたねー。やっぱこのシリーズは面白すぎる。驚異的な面白さ。
シーズン1からずっと変わらず面白すぎる。それが死ぬほど凄い。他のシリーズだともはや勢いが落ちる頃なのに、一定して面白い。
政治スリラー・スパイ・スリラーとして超一級品。
息詰まるハイテンション展開、ディテールまで考え抜かれた脚本、一筋縄で行かないキャラクターで、とにかく言うことがない傑作なんですよね。
ここまで緊張感溢れるストーリー、社会的リアリティ、アメリカ社会に対する冷徹なまでの客観性を維持しつつ、毎回予測のつかないサスペンスエンタメを用意してくるスタッフは天才チーム。このシリーズの面白さは神の領域。
主役のクレア・デインズさんがこれまたアカデミー賞とエミー賞を同時受賞してもおかしくないパフォーマンスをぶちかましてきて、圧倒的。
凄腕のCIA諜報員でありながら、双極性障害に苦しむシングルマザーという難しすぎる役どころを毎回ド迫力で演じてきます。シーズン7も圧巻の一言。
キャリー・マティソンって人物は、とにかく問題だらけだし、多くの人に好かれる優等生タイプじゃないんだけど、良くも悪くもやっぱ凄まじい人間力なので、視聴者は魅了されてしまうんだと思う。
海外ドラマにおいては個人的には最高のヒーローの一人。愛情や幸せを求めながら孤独に陥り、戦いへと身を投じていってしまう哀しみが毎回とっても切ないのだ。
なにやらシーズン8で完結のようなので、寂しい気もするが、人気が落ち込まず、面白さが安定している間に潔く終わらせるのが吉かもしれないね。
キャリー・マティソンの最後の戦いを決して見逃しません。