トム・クランシー原作のジャック・ライアンさんがドラマ化。プライムです。全8話。
しっかり話が作りこんでいて面白かったです。映画化作品では『レッド・オクトーバーを追え!』が個人的には一番好きなんですが、その次ぐらいに好きですね。
ジャック・ライアンがちゃんとヒーローとしてカッコよかったです。ちゃんとしてましたね。これまでで一番CIAの分析官っぽかったw
やっぱ役者が良かったんじゃないですかね。ハリソン・フォードは高齢者すぎたし、ベン・アフレックはアホにしか見えなかったし、クリス・パインは作品と同様にパッとしなかった。
史上最もシックリと来るジャック・ライアン像でした。
今回のジャック・ライアン役はジョン・クラシンスキーさんです。この人は多才な人で、音を立てたら即死しちゃう怖い話『クワイエット・プライス』の監督だし、エミリー・ブラントの夫だったりしますw
しかも、何を隠そうマイケル・ベイの最近のお気に入りだったりします。たぶんw
『クワイエット・プレイス』はベイやんの製作で、この『ジャック・ライアン』もそうです。そもそも結構前になりますが、ベイやんの渾身作『13時間 ベンガジの秘密の兵士』では主役張っていたのだ。
そんなわけで、マイケル・ベイ軍団のエースとしてこれからもベイやん作品で活躍が期待できるのです。
ジョンクラさんはベンアフやクリス・パインなんかと比べてずっと頭も良さそうなので、ジャック・ライアン役は適役。
話は要するにテロとの攻防なんですが、テロリストさん側の心情やテロへと傾倒していった背景なんかも丁寧に描いてくれるし、アクション的な見せ場においてはドローンによる攻撃、銃撃戦、真夜中のアジトへの奇襲シーンなんか多彩で、リアルな表現なので迫力ありました。。
肝心のジャック・ライアンさんの勘の良さと分析力も話の展開に重要な役割をもたらす。テロとの心理的な駆け引きなんかはフィリップ・ノイスの映画版にも匹敵する緊張感でハラハラさせられます。
ドラマ版では、映画では触れられなかったキャラクターの事情が色々と分かります。
ジャック・ライアンさんは海兵隊出身という過去と心に抱えた重いトラウマ、映画でもおなじみの心強い上司グリーアさんが実はムスリムだったという事実も判明したりします。
終わり方がこれまた二人のこれからの活躍を期待させてくれてニヤニヤしちゃいましたw
シーズン2もありそう。つーか、あって欲しいw